こんにちは!やぎみっくSYSTEMの八木克磨です。
今回は授業で製作したペットボトルとキャップを人が誘発的に分別する装置を紹介します。

活動概要
今回の活動内容としては、こちらが意図している選択を人が自ら選択していると思わせるような
“しかけ” を考えて製作し、実際に設置して検証するという内容となっています。
それぞれのグループが各自アイデアを考え、最終的にプレゼンを行いました。
仕掛学とは?
今回の活動は松村真宏さんが手掛けたこちらの本『仕掛学』を参考に実施されました。
仕掛学とは、階段の段をピアノの鍵盤にして人をエスカレーターより階段へと促進したり、くずかごの上にバスケットゴールを設置してゴミ箱へしっかり捨てるように誘導したりと、言わばアフォーダンスを取り入れたアイデアを可視化して実行できるようにしたものになります。
仕掛学の三原則
仕掛学には3つの原則というものがあります。
1、誘引性
2、目的の二重性
3、公平性
以上の3つを兼ね備えることで仕掛学として成り立ちます。
例えば、先ほどの階段をピアノの鍵盤にする例では
1、誘引性 段を上ることで音が鳴るので面白く、誘発される。
2、目的の二重性 仕掛ける側の目的・・・エスカレーターより階段へ誘導したい。
仕掛けられる側の目的・・・ ピアノの鍵盤で音を立てて楽しみたい。
3、公平性 どちらも損をしないので、公平性あり。
といった感じです。基本的にどちら側にも得があり、損がなければ問題はありません。
誘導したくない側に人が進んだ場合に罰金を取るなどの、どちらかに損が生じるものに関しては仕掛学は成り立ちません。
今回仕掛ける目的
今回私たちが行った仕掛けはゴミの分別についてです!

分別の中でもペットボトルとキャップの分別です。私の大学では、ペットボトルを捨てるゴミ箱の上にもう一つ小さな箱が設置してありペットボトルとキャップを分別するようになっています。

しかし、分別して捨てている人はほんの一部でほとんどの人がキャップを付けたまま捨てています。
以上の現状から、ペットボトルとキャップを人が誘発的に分別してくれる仕掛けを製作して設置しようと考えました。
今回製作した装置
そして、今回製作した装置がこちらのボトルキャップコースターです!

こちらはキャップを投入してゴールへ到達したら成功というゲームとなっています。
先ほどの仕掛学の三原則に当てはめると、
1、誘引性 ゲームで遊べることによって面白く、何度も分別を行いたくなる。
2、目的の二重性 仕掛ける側の目的・・・ペットボトルとキャップを別々に分別させたい。
仕掛けられる側の目的・・・ コースターでゲームを楽しみたい。
3、公平性 どちらも損をしないので、公平性あり。
となります。よって、仕掛学として成り立ちました。
使い方
1.まず、キャップ投入口にキャップを入れます。

2.すると、内部に設置されたレールに沿ってキャップが転がりだします。

3.コースター内部にはカーブや橋、段差など様々な障害がありそれを乗り越えればクリアとなります。
アクリルの細い橋の部分で大多数が脱落します(>_<)

4.さらに、進むと分岐点が存在しています。ここは最初にキャップを入れた向きにより内輪差でどちらに曲がるかが決まります。ですので、初見でゴールするには運要素もあります(>_<)

5.そして、ゴールのリサイクル工場にたどり着くと成功となります。

設置場所
今回は大学内部にあるカフェのゴミ箱の隣に設置してみました。

大学に来る人のほとんどがこの場所を通過するので、かなり注目を浴びました。
検証結果
設置は三日間行いました。
その検証結果はこちらになります!

今まで平均37%の分別率であったのが、設置後は58%の分別率となりました。
おわりに
今回の製作は作って終わりではなく、その後検証などで実際に使用できたのでその分作った甲斐がありました。
次回行う場合は投入後も操作可能にして、さらにゲーム要素を追加したら面白いだろうと思いました。
また機会があれば他の仕掛学も考え、実践したいと思います!
by 八木克磨
やぎみっくSYSTEM というチャンネルにてピタゴラ装置を製作しております。
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